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【第7回】2016年12月14日のFOMC発表後の為替と株価

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 昨晩(今日の早朝、日本時間4時くらい)、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表がありましたね。

 

FOMCの発表内容

 結果としては、1年ぶりとなる政策金利の「利上げ」の決定。(これは市場の予測通り)そして、9月の会合では2017年の利上げの回数を「2回」と予想していたが、今回は「3回」と修正しました。

 

 この2017年の利上げの回数が3回という修正が市場の予測とは違うサプライズ。これによって為替や株価に変動がうまれていました。

 

発表後の為替と株価の変動

 ドル円相場はドル高、円安に。日経平均株価は上昇。ダウは下落となりました。それぞれに詳しく見ていくと…

 

ドル円相場はドル高円安

終盤のニューヨーク外為市場では、追加利上げなどを決めた連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受け、ドル高・円安が進み、ドル/円JPY=は一時、約1.3%高の116.71円に上昇し、2月8日以来10カ月ぶりの高値をつけた。ドルは他の主要通貨に対しても上昇した。

 引用元:ドル116円後半、FOMC受け10カ月ぶり高値=NY市場 | ロイター

  利上げにより、ドルの価値が上昇。円だけでなく他の通貨に対しても上昇していますね。017年の利上げの回数が2回から3回という修正によるサプライズ効果により上昇率が上がったようです。

 

日経平均株価は上昇

15日の東京株式市場で日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比74円09銭高の1万9327円70銭。その後上げ幅は100円を超える場面があった。

引用元: 日経平均、続伸で始まる FOMC受け円急落、上げ幅100円超える :日本経済新聞

 円安の影響を受けて、輸出関連株を中心に買われ日経平均株価は上昇しました。アメリカ利上げ→ドル高円安→日本の輸出儲かるという流れがあることが今回勉強になりました。

 

NYダウは一時上げるも下落

FOMC(米連邦公開市場委員会)は、事前の予想通りに0.25%の利上げを決定。NYダウは一時50ドルを超える上昇となり、取引時間中の史上最高値を更新する場面もみられた。ただ、委員による政策金利見通しで17年の利上げ回数が3回と9月時点の2回から増えたことで、急ピッチな利上げに対する警戒感が台頭、一転して下げに転じた。

引用元:米国株式市場:急ピッチな利上げを警戒、NYダウ8日ぶり下落、ナスダックは反落(モーニングスター) - ニュース・コラム - Yahoo!ファイナンス

米国株式市場は反落して引けた。米連邦準備理事会(FRB)が14日の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%ポイントの利上げを決定し、来年の利上げペースが一部の予想より速まる可能性を示唆したことが影響した。

米国株は今回の利上げを織り込んでいたものの、来年の利上げの回数が増えるかもしれないことが、最近の相場上昇を受けた利益確定の口実に使われた可能性がある。

引用元:NY市場サマリー(14日) | ロイター

 

 アメリカ株は市場の予測よりも急激な利上げになりそうだということで、利上げによる企業の資金繰りが厳しくなるため株価が下がったと思っていたのですが、トランプ効果で上昇一変やりだった相場に冷水が掛かった形のサプライズで投資家が利益確定に走り急激に下げたという見方もあるんですね。

 実際、一時19,691ドルまで下落したダウですが、このブログを書いている現時点(日本時間12月15日12:20)では19,779ドルまで盛り返してきています。

 

今回勉強になったこと

 確かに、アメリカ利上げ→ドル高円安→日本の輸出関連株の上昇というラインは納得のいくものでした。それまでの市場の予測も関係してはいますが、今後もこの流れは頭に置いておいたほうが良いと思いました。

 ただ、アメリカ株については、利上げによってどう動くかはまったく事前には予測できなさそうですね。利上げするということは景気自体は上向きなので株高のトレンド、そこに対して利上げという冷水がかかったことにより、それを跳ね返すだけのトレンドが続くのか、冷めて下落するのかは難しい予測になりますね。

 

 アメリカの利上げについて、少しは知識は上がりましたが、ただ実際にどう株や為替を売り買いして儲けるかとう方法については全然イメージできません。今後、そのあたりを勉強していきたいと思います。

 

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